意と匠研究所

月別アーカイブ: 2022年8月

2022.8.23
vol.006 犬

生贄の代表だから横たえられているのか? (ケン・いぬ など) 現代人にとって、動物を生贄(いけにえ)にすることには違和感があるだろう。特にペットとして動物を飼っている人には、顔をしかめたくなるような話だ。しかし、古代中国 […]

2022.8.23
vol.005 器

4つの「口」が囲むのはあの動物 (キ・うつわ など) 「口(サイ)」を含む漢字の中で、最も印象的で、少し背筋が寒くなるのが会意文字「器」である。以前から「器」は、何か意味深い成り立ちの漢字ではないかと感じていた。4つの「 […]

2022.8.23
vol.004 口

神に祈りを捧げるための器の形 (コウ・ク・くち など) 「口」に関する白川静先生の研究と考察、さらにこれらの発表ほど、漢字に関して衝撃を受けた経験はない。これまで「口」を、くちをかたどった象形文字とのみ理解していた私にと […]

2022.8.23
vol.003 我

ギザギザハートはノコギリの手触り (ガ・われ・わ など) 漢字「美」に近い漢字に「義」がある。「羊」と「我」を縦に組み合わせた漢字だ。「義」の成り立ちも、「美」に近い。生贄にする羊に対して、「我」を働かせることによって、 […]

2022.8.23
vol.002 正

意外に攻撃的で強権的な成り立ち (セイ・ショウ・ただしい・ただす など) 漢字「美」の成り立ちを調べるうちに、正しいことに通じるような印象を得た。そこで、今回は漢字「正」の成り立ちと意味について考察したい。「正」は会意文 […]

2022.8.23
vol.001 美

「綺麗」「格好いい」とは違う価値 (ビ・ミ・うつくしい など) 「美」という意識こそ、現代社会に求められる価値はほかにないのではないか。誰もが美しくありたいし、未来を美しくしたいと思う。半面、美という漢字が持つ成り立ちや […]

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